大阪ガス都市開発(株)は8日、「京都リサーチパーク」エリア内において「(仮称)スタジオD棟建替え計画」(京都市下京区)を発表した。
京都リサーチパーク地区は、大阪ガス(株)の工場跡地にて開発した地区で、新事業・研究開発などイノベーションに向けた挑戦を行なう場となるオフィス・実験研究施設等が集積。京都市内で供給するレンタルラボの7割以上が集まっている。運営は京都リサーチパーク(株)。1989年の東地区竣工以降、順次新棟が整備され、2024年時点で510組織・6,000人が活動している。
同計画は地区内初の取り組みとして、既存建物を解体してレンタルラボを開発するもの。同地区内で新築ラボ棟が開発されるのは、05年以来。建物はJR嵯峨野線「丹波口」駅徒歩8分。地上7階建て、賃貸面積約2,700平方メートル。スタートアップ事業者を含むさまざまな需要に対応するため、区画の最小分割は100平方メートル以内に設定。実験用排気装置が設置可能なウェットラボと、実験用排気を必要としない用途向けドライラボを用意する。
着工は25年10月、竣工は27年7月の予定。