
ダイビル(株)は11日、「札幌ダイビル再開発プロジェクト」(札幌市中央区)の新築工事に着工した。
札幌市営地下鉄「大通」駅徒歩2分、札幌市電「西4丁目」停留所徒歩1分。2023年5月末に閉館した「ダイビルPIVOT」跡地等の再開発。札幌のメインストリートである駅前通りに面し、地下街にも直結する好立地にビルを開発する。
敷地面積3,143平方メートル。建物は地上19階地下2階建てで、延床面積は4万2,000平方メートル。
低層階は商業施設とし、駅前通り沿いのメゾネット区画はブランドの路面店舗、B2区画は地下広場へ開いた店舗とし、北側中通り(通称OYOYO通り)沿い区画は小規模区画を集積。3つの異なる特徴を打ち出した施設を計画している。
3~8階はオフィスフロア。小割区画に対応しやすく自由度の高いオフィス空間を創出する。
高層階には、(株)テイクアンドギヴ・ニーズが手掛ける「TRUNK(HOTEL)」が開業する。同ホテルの北海道初弾となる。
建物は、BCP対応として、制震構造を採用。72時間運転可能な非常用発電機を設置し、防災設備や照明、トイレなどの主要機能、貸室の一部に電力を供給。地下2階の地下広場(まちのリビング)には、 100人分の帰宅困難者一時滞在スペースと防災備蓄倉庫を計画し ている。
→さらに、高効率熱源と大温度差送水システム、DHC( 地域冷暖房システム)、Low-e複層ガラスなどの採用により、環境負荷を抑制する。