不動産ニュース / 開発・分譲

2024/7/12

ダイビル、札幌に19階建ての複合ビル

完成予想パース

 ダイビル(株)は11日、「札幌ダイビル再開発プロジェクト」(札幌市中央区)の新築工事に着工した。

 札幌市営地下鉄「大通」駅徒歩2分、札幌市電「西4丁目」停留所徒歩1分。2023年5月末に閉館した「ダイビルPIVOT」跡地等の再開発。札幌のメインストリートである駅前通りに面し、地下街にも直結する好立地にビルを開発する。

 敷地面積3,143平方メートル。建物は地上19階地下2階建てで、延床面積は4万2,000平方メートル。
 低層階は商業施設とし、駅前通り沿いのメゾネット区画はブランドの路面店舗、B2区画は地下広場へ開いた店舗とし、北側中通り(通称OYOYO通り)沿い区画は小規模区画を集積。3つの異なる特徴を打ち出した施設を計画している。
 3~8階はオフィスフロア。小割区画に対応しやすく自由度の高いオフィス空間を創出する。
 高層階には、(株)テイクアンドギヴ・ニーズが手掛ける「TRUNK(HOTEL)」が開業する。同ホテルの北海道初弾となる。

 建物は、BCP対応として、制震構造を採用。72時間運転可能な非常用発電機を設置し、防災設備や照明、トイレなどの主要機能、貸室の一部に電力を供給。地下2階の地下広場(まちのリビング)には、 100人分の帰宅困難者一時滞在スペースと防災備蓄倉庫を計画し ている。
 →さらに、高効率熱源と大温度差送水システム、DHC( 地域冷暖房システム)、Low-e複層ガラスなどの採用により、環境負荷を抑制する。

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エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。