不動産情報サービスのアットホーム(株)は18日、賃貸居住用物件の原状回復工事の発注・管理ができるコミュニケーションツール「原状回復コネクト(体験版)」の提供を開始すると発表した。
「原状回復コネクト(体験版)」は、不動産管理会社と原状回復を行なう施工会社がブラウザ上でメッセージをやり取りできるサービス。同社の不動産業務総合支援サイト「ATBB」の物件情報と連携することで物件ごとの進捗管理や施工会社への依頼・情報共有が容易となる。
不動産管理会社は、入居者から退去の申し出があった場合、ATBBを通じて施工会社に原状回復工事を依頼。修繕箇所を伝えると、施工会社が現地を確認し見積書を作成。工事完了後に写真が添付された完了報告がなされ、その後両社の現地立会いのもと、やり取りが完了する。
電話やメール、ファックスでのやり取りを専用のチャットに集約することで、簡単かつ正確にやり取りができるようになる。また、進捗状況を可視化できるため、業務効率化につながる。
体験版は無料で利用が可能。今後、利用者から寄せられた意見をもとにサービス改善を図っていく予定。