不動産ニュース / 開発・分譲

2024/8/5

札幌・大通の複合再開発で組合設立/平和不

「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」完成予想図

 平和不動産(株)は2日、同社が参加組合員となる「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」(札幌市中央区)の再開発組合が設立されたと発表した。

 同事業は、札幌市営地下鉄南北線「大通」駅直上に位置。敷地面積は約5,030平方メートル、鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造の混構造、地上36階地下3階建て。中間免震構造を採用し、延床面積は約9万9,600平方メートル。高さは約185m。

 オフィス、商業・ホテルなどで構成する複合ビルで、デザイン監修には隈研吾建築都市設計事務所を起用。(1)大通交流拠点の魅力向上につながる空間の形成、(2)国際競争力を高める機能の整備、(3)環境負荷低減・災害に配慮した機能の整備を整備方針として計画を進めていく。

 地下広場の拡充やアトリウム・テラスなどによる新たな滞留空間を整備。高機能オフィスの整備やラグジュアリーホテルの誘致などを図る。また、大通以南への新たなエネルギーネットワーク構築を見据え、地域冷暖房プラントを整備。帰宅困難者の受け入れ施設・備蓄倉庫等の整備も行なう。

 今年度内に権利変換計画認可、竣工は2028年度の予定。

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お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。