不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/8/5

住宅への投資意欲が回復/長谷工LN

 (株)長谷工ライブネットは5日、「不動産投資に関する調査(2024年6月)」の結果を公表した。調査は20年から実施しており今回で5回目。対象はアセットマネジメント会社(リート16%、私募リート26%、ファンド42%、事業会社32%、その他2%)。6月3~24日にWebで調査。回答者数は57社。

 現在の不動産投資市場については、「とても良い」が4%(前回(23年6月)調査比2ポイント増)、「良い」が28%(同7ポイント減)、「どちらともいえない」が45%(同1ポイント減)、「悪い」が21%(同5ポイント増)、「とても悪い」が2%(同2ポイント増)。「良い」が「悪い」を上回り、堅調な市場環境が継続している。

 投資家やオーナーの不動産投資意欲については、住宅(シングルタイプ)は、「とても高まっている」と「高まっている」の合計が56%(同16ポイント上昇)、住宅(ファミリータイプ)は、76%(同16ポイント上昇)と、いずれも前年から増加。住宅系への投資意欲は回復している。また、ホテル・旅館への投資意欲も78%(21ポイント上昇)と、拡大が継続している。

 今後の懸念材料については、「資材・建築費の高騰」(96%)や「物件価格の高騰」(82%)、「金利の上昇」(79%)等が多かった。

 また、賃貸マンションの賃料を増額する際に検討する施策としては「専有部(全体)リフォーム」(70%)が最多で、「専有部の設備交換」(61%)、「エントランス等共用部・外構の改修」(56%)等が続いた。バリューアップ工事による付加価値をエンドユーザーに訴求し、賃料アップにつなげる姿勢がうかがえた。

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