伊藤忠都市開発(株)は8日、常設マンションギャラリー「ギャラリークレヴィア新宿」(東京都渋谷区)の一部をリニューアルし、LEDスクリーンルームを新設したと発表した。
総合ギャラリーは、コンパクトタイプからファミリータイプのマンションまでタイプが異なる物件を、標準的な仕様を表現した共通のコンセプトルームで案内するため、顧客がプランを想像しにくいことが課題だった。今回、デジタル活用により、顧客の各プランの空間把握を容易にする。
新設したLEDスクリーンルームは、壁面3面と床面に最大幅約7.5mのLEDスクリーンを設置し、同社の新築分譲マンション「CREVIA」のすべての販売住戸図面や一部プランのVRモデルルームを投影。住戸の広さや天井高、開口部の位置などを実寸大で表示する。図面上を歩くことができるため、生活動線や家具配置のシミュレーションがしやすく、また住戸内の眺望も確認できるため、顧客は入居後の生活をよりリアルにイメージできる。
常設のコンセプトルームも室内をリニューアル。カラーセレクトや可動収納、ウォールドア、外壁素材などは展示スペースで、実物を見ることができる。
10月下旬販売開始予定の分譲マンション「クレヴィア等々力」(東京都世田谷区、総戸数25戸)から、LEDスクリーンルームを用いた案内を開始する。同物件は、東急大井町線「等々力」駅徒歩8分。敷地面積1,962.61平方メートル。建物は、鉄筋コンクリート造地上3階建て。住戸は、間取り2LDK~3LDK、専有面積54.71~86.10平方メートル。竣工は2025年6月下旬、引き渡しは同年7月下旬を予定。