不動産ニュース / 開発・分譲

2024/8/14

三菱地所、ベトナム首都でマンション6,000戸

「Lumi Hanoi」完成予想図

 三菱地所(株)は14日、ベトナム・ハノイ市内の大型分譲マンション開発事業2件への参画を発表した。

 ハノイ市は近年、人口増加と核家族化が進み高品質な住宅の需要が高まっている。今回開発に参画するのは「Lumi Hanoi(ルミ・ハノイ)」(ハノイ市西部、総戸数3,950戸)と、「The Senique Hanoi(ザ・セニーク・ハノイ)」(同市東部、総戸数2,150戸)で、合計6,000戸超の開発となる。共に市中心部に近い利便性の高い立地が特徴で、1BR~4BR・ペントハウスといった幅広いタイプの住戸を供給する。異なる外資系設計事務所がコンセプトデザインを担当することでランドスケープを整え、プール等の共用施設も整備。国際的な環境認証も取得する。

 「ルミ・ハノイ」は現地ディベロッパーのCapitaLand Development(キャピタランド)と、Far East Organizationとの共同事業となる。新市街エリアまで自動車で約10分、ミッドタウンまで約20分。敷地面積は約5.6haで、建物は9棟構成、地下1階・地上29~35階建てで、分譲住宅3,950戸のほかに分譲ショップハウス60戸も販売する。専有面積は42~410平方メートルで、一部メゾネット住戸なども供給していく。
 総売上高は10億シンガポールドル超(約1,110億円超)を見込む。2026年以降順次竣工させる計画。

 「ザ・セニーク・ハノイ」は、キャピタランドおよび野村不動産(株)との共同事業で、野村不動産にとっては同市初、キャピタランドとの協業も初めてとなるプロジェクト。市中心部から車で約30分、現地ディベロッパーによる開発プロジェクト「Ocean City」内の人工ラグーンやテーマパーク、インターナショナルスクール、大学、病院などを利用できる。敷地面積は約2.1ha、建物は3棟構成、地上37階建て。住宅専有面積は42~430平方メートル。共用施設にはラウンジやコワーキングスぺース、プールなどを用意する。
 総売上高は6億シンガポールドル超(約666億円超)を見込む。竣工は27年の予定。

「The Senique Hanoi」の完成予想図

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