(株)アンビションDXホールディングスの子会社で、新築投資用デザイナーズマンションの開発を手掛ける(株)ヴェリタス・インベストメントは16日、AI CROSS(株)(東京都港区、代表取締役CEO:原田典子氏)と共同で架電業務の効率化を目的とした実証実験を実施したと発表した。
ヴェリタスでは、膨大な顧客リストの架電業務を日常的に実施する一方、多くのリソースが必要なことから、より効率的な業務運営が課題となっていた。こうした課題の解決に向け、AI CROSSが提供するAI予測分析サービス「Deep Predictor」を導入。実証実験を実施した。
2024年6~7月の期間、保有している顧客リストを対象に、従来の方法で基準なく選ばれた架電リストと、AIが電話に出る確率が高いと予測しランキング付けした架電リストの2つを作成。各リストに対して実際に架電し、ABテスト方式でAI導入の効果を測定した。
その結果、従来の架電リストの電話応答率7.1%に対し、AIランキング付けした架電リストは29.8%まで改善し、約2.4倍の効果を確認できたという。
今後は、メッセージングサービスと組み合わせることで、AIによるデジタルトランスフォーメーションの加速と架電業務の最適化を図っていくとしている。