不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/8/22

不動産業業況指数、流通業が悪化

 (一財)土地総合研究所は22日、「不動産業業況等調査結果」(2024年7月時点)を発表した。

 三大都市圏および地方主要都市において不動産業を営む企業に四半期ごとにアンケート調査を実施し、経営状況および3ヵ月後の経営見通しについて指数を算出している。対象数は120社で、回収数は95社。

 現在の経営状況(指数)は、住宅・宅地分譲業が25.0(前回調査比3.1ポイント上昇)、不動産流通業(住宅地)は-7.6(同7.6ポイント低下)、ビル賃貸業は2.6(同12.4ポイント低下)となった。

 業種別では、住宅・宅地分譲業の用地取得件数が-26.7(同23.6ポイント低下)、モデルルーム来場者数が-30.8(同30.8ポイント低下)、成約件数が-13.1(同3.0ポイント上昇)、在庫戸数が37.7(同3.3ポイント上昇)、販売価格の動向は41.4(同16.7ポイント低下)。在庫戸数は16期連続して減少傾向にあるとの見方が多く、販売価格は49期連続して上昇傾向にあるとの見方が多い状況が続いている。

 不動産流通業は、既存マンション等の売却依頼件数が-25.0(同11.0ポイント低下)、購入依頼件数が-25.0(同18.0ポイント低下)、成約件数が-29.5(同10.9ポイント低下)、取引価格が18.2(同6.8ポイント低下)。
 既存戸建住宅等は、売却依頼件数が-19.6(同10.9ポイント低下)、購入依頼件数が-22.2(同4.8ポイント低下)、成約件数が-41.3(同10.2ポイント低下)、取引価格が10.9(同4.4ポイント上昇)だった。

 ビル賃貸業については、空室の状況が0.0(同13.3ポイント低下)、成約賃料動向が15.8(同4.2ポイント低下)となった。

 3ヵ月後の見通しは、住宅・宅地分譲業が0.0、不動産流通業(住宅地)が-14.4、ビル賃貸業が2.6。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。