不動産情報サービスのアットホーム(株)は29日、物件画像の撮影・管理・加工・活用をワンストップで行なえる新サービス「物件フォトワーク」の提供を開始すると発表した。
不動産ポータルサイトでは、掲載できる物件画像の点数が増加しており、消費者からのニーズも高い。一方で、不動産会社においては、物件画像の撮影・管理・加工・活用等の業務に手間や時間がかかり、さらに写り込んでしまった人や表札等の個人情報をぼかす必要もある。また、不動産会社が住まいを探す消費者に物件画像をメール等で送る際、容量が大きいと送受信できないというケースも。こうした課題を解決するため、同サービスの提供を開始した。
「物件フォトワーク」は、不動産会社が物件画像のデータをクラウド上に蓄積し、スムーズに活用することができるサービス。
物件をスマートフォンで撮影。事前に「外観」や「エントランス」など、撮影箇所を選択しておくことができるため、撮影場所の漏れを防ぐ。撮影したデータは自動でクラウド上に保存され、リアルタイムで共有することができる。クラウド上に保存した画像は、登録日や登録者等で検索することが可能。誰でも使用したい画像を取り出せる。
また、専用の画像編集ツールをダウンロードせずに物件画像を加工することが可能。回転や切り抜き、リサイズ、ぼかし加工等が行なえる。画像ごとにURLが発行されるため、自社ホームページへの公開やメールへの添付にも活用できる。
28日より提供を開始。順次提供エリアの拡大に取り組み、9月中旬までに全国のアットホーム加盟店への提供を進めていく予定。