三井不動産(株)は8月30日、新産業創造拠点「三井不動産インダストリアルパーク海老名」(神奈川県海老名市、以下、「MFIP 海老名」)の開発を推進すると発表。社会のイノベーション・付加価値の創出の場となることを目指す。
圏央道「海老名」IC約2.8km、小田急線・相鉄線「海老名」駅徒歩9分、JR相模線「海老名」駅徒歩11分に位置。敷地面積約1万9,825平方メートル、延床面積約4万604平方メートル、地上4階建て。
物流用途に加え、約半分をオフィス・研究施設等のマルチユーススペースで構成。全フロアに給排水設備を備え、積載荷重1.5t/平方メートル・天井高5.5m以上(4階のみ7.5m)、72時間対応の非常用発電機も設備する。1フロアは約9,000平方メートル、マルチユーススペースでは約1,000平方メートルの小割区画に対応。空調・換気設備やフォークリフトも乗り入れ可能な環境を整え、テナント企業の幅広いニーズに対応する。
また、三井不動産グループが北海道に保有する森林約5,000haの木材を、構造材および内装・仕上げ材の一部に使用する予定。
新日本空調(株)が4階1フロアに大規模テナント型の研究施設として入居。先進的な技術開発のさらなる推進を目指し、新たな技術開発拠点「SNK EBINA Innovation X HIVE(エスエヌケイ・エビナ・イノベーション・クロス・ハイヴ)」を2027年度初頭に開設する予定。
「MFIP 海老名」の着工は25年4月、竣工は26年6月を予定している。