不動産ニュース / 開発・分譲

2024/10/1

麻布にBluegroundの家具付き賃貸/三菱地所

グローバル基準で家具・家電を選定。ベッドはダブルサイズ、クイーンサイズを用意している
東京タワーが目の前に見える最上階の住戸(1503号室)

 三菱地所(株)は1日、賃貸マンション「ザ・パークハビオ麻布十番」(東京都港区、総戸数106戸)で、Bluegroundブランドの家具・家電付き住戸の内覧会を開催した。

 同社は2019年、シンガポールを拠点とするCo-Living運営事業会社のHmlet Pte.Ltd.(現・Habyt Pte.Ltd)と合弁会社Hmlet Japan(株)を設立。1ヵ月以上12ヵ月以下の中長期滞在者向けにCo-Living事業を展開している。23年12月には、米国Blueground Holdings Ltd.と日本国内における独占的ライセンス契約を締結。Hmletブランド、Bluegroundブランドの2ブランドを効率的に運営する目的で、FL Japan Holdingsを設立し、フレキシブルリビング事業のさらなる拡大を目指している。

 同物件内のBluegroundブランド住戸は6室。固定賃料型のサブリース形態で、間取りは1LDK・2LDK、専有面積は47.00~67.26平方メートル。グローバル基準で家具を選定。外国人の利用を見込み、マスターベッドルームにはダブルサイズ、クイーンサイズのベッドを設置している。高速Wi-Fiを完備したほか、トイレットペーパーや洗剤などの生活必需品を詰めた「Welcom Kit」も用意している。
 1ヵ月から最大2年まで賃貸可能。賃料は50万~80万円(水光熱費は別途)。

 現在、Bluegroundブランドは、麻布十番2物件、三田・高田馬場・渋谷・新宿・駒込各1物件、計7物件・36室を展開。「Bluegroundは、世界48の主要都市で約1万8,000室の家具付きアパートメントを運営している。海外の認知度を武器に、日本での滞在時にBluegroundの住戸で快適に過ごしていただきたい」(Blueground Japan(株)代表取締役・横手 翼氏)。また、「現在は海外駐在員、旅行者などが主なユーザーだが、家具・家電付きでフレキシブルな住まいを新たな選択肢として日本の方にも普及していければ」としている。

 30年までにBluegroundで3,500室、Hmletブランドと合わせ、1万室以上を供給していく考え。

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