三菱地所レジデンス(株)は、戸建住宅「ザ・パークハウス ステージ 稲毛海岸ヴィラ」(千葉市美浜区、総戸数90戸)の販売を2025年1月上旬にも開始する。三井不動産レジデンシャル(株)と共同開発する大規模戸建街区「美浜の杜シティ」の第2弾。総区画数157というスケールの大きなまちなみ、外壁の塗分けや屋根形状が異なる5つの建物外観、全棟ZEHによる省エネ性と快適性、3駅利用可能、生活利便施設近接のロケーションなどが来場者に評価されている。
同物件は、JR京葉線「稲毛海岸」駅徒歩13分~15分、JR総武線「稲毛」駅徒歩18分~19分(バス6分バス停より徒歩4~5分)、京成千葉線「京成稲毛」駅徒歩13~16分に立地。建設地は、三菱地所レジデンスと三井不動産レジデンシャルが株主の京葉土地開発(株)の元所有地。19年に全253区画の「美浜の杜シティI」(三菱地所レジデンス139区画、三井不動産レジデンシャル114区画)が先行分譲済み。
今回の「美浜の杜シティII」は、開発区域面積約2万4,700平方メートル(うち宅地面積約1万8,100平方メートル)。開発地の北東(「稲毛」「京成稲毛」駅寄り)は公園、東南がスーパーマーケットや店舗、南西(「稲毛海岸」駅寄り)が約12mの公道、西北に両社分譲のマンション「ザ・ガーデンズ稲毛海岸」(10階建て299戸)がそれぞれ隣接する。三菱地所レジデンスは、全157区画のうち90戸を分譲。三井不動産レジデンシャルは63区画(4区画は注文住宅区画)を「ファインコート稲毛海岸美浜の彩」として分譲する。
「ザ・パークハウス ステージ 稲毛海岸ヴィラ」は、三菱地所レジデンスの戸建事業で初めて「ZEH」仕様を導入。外壁やLow-e複層ガラス、玄関扉の断熱強化などで高断熱を実現。ハイブリッド給湯・暖房システムにより消費エネルギーを削減する。また、屋根形状を生かして可能な限り大きな太陽光発電システムを搭載。太陽光発電システムは、東京ガス(株)が設置。入居者は月額6,300円の定額(10年間)で、太陽光発電で発電した電気を利用できる。
建物は木造2階建て、2×4工法で、施工は三菱地所ホーム(株)。屋根形状やファサード、外壁の塗分けやサッシの色など、テイストの異なる5つのバリエーションを用意。生物多様性保全への取り組み「BIO NET INITIATIVE(ビオ ネット イニシアチブ)」の戸建て版を採用し、地域の生態系への影響を考慮し、地域になじみのある樹木(在来種)を植栽の50%以上とするなど、環境に優しい植栽計画とした。
土地面積は、約115~125平方メートル。建物面積は、約101~111平方メートル、4LDK(第1工区街区)。リビング天井高2,550㎜、小屋裏収納、深型食洗器、キッチンハンズフリー水栓、ワイド3口コンロ、2階バルコニーのスロップシンク&1階立水栓、宅配ボックス、玄関リモコンキー、リビング床暖房、1階電動シャッターなどが標準。一部住戸は、リビングを2層吹き抜けとしている。
24年5月21日にホームページをオープン。約460件のエントリーを集めている。10月26日からモデルハウスの事前案内会を開始。44組が来場している。第1工区街区16区画(11月中旬完成予定)のうち、モデルハウスを除く14戸を25年1月上旬から販売する。販売価格は、5,000万円台後半から6,500万円台を予定。来場者の半数弱が地元美浜区在住、同区含め約6割が千葉市在住。地元の買換え・住み替え層が約半数を占めており、30~40歳代のファミリー層が中心ながら、シニア層も目立っているという。地元在住者は「美浜の杜シティI」でも評価が高かったまち並みや建物デザインを評価。地元在住者以外は、生活利便性への評価が高いという。