(株)タカラレーベンが9月末から販売している分譲マンション「レーベン和光」(埼玉県和光市、総戸数304戸、東京建物(株)、日鉄興和不動産(株)との共同事業)の売れ行きが好調だ。都心へのアクセス性、70平方メートルを超える平均専有面積、大規模物件ならではのスケールメリット、坪単価300万円を切る価格などが訴求。1期110戸を完売している。
同物件は、東京メトロ有楽町線他「地下鉄成増」駅徒歩10分、東武東上線他「和光市」駅徒歩21分に立地する、鉄筋コンクリート造地上9階建て、5棟構成の分譲マンション。竣工は2025年11月上旬予定。
和光市の分譲マンションとしては、1991年以降最大級となる。約1万2,000平方メートルの建設地は、ゴルフ練習場跡地。北側が国道254号線に接し、南東に向けた下り傾斜地。約1kmの光が丘公園ほか、大坂ふれあいの森、こやま公園など大規模緑地が周囲に点在する。
共用施設として、ラウンジ、キッズルーム、カラオケルーム、ゲストルーム、ゴルフシミュレーション、パーティルーム(集会室)などを用意。住戸は、東向き19スパン、南向き15スパン、西向き6スパン(いずれも3階)の全44タイプ。2LDK~4LDK、専有面積約57~104平方メートル。平均専有面積は70平方メートルを超える。二重床二重天井、天井高2,450mm。食洗器、ディスポーザー、リビング床暖房、浴室テレビ、活水器などが標準。各階エレベーター横に各戸専用の宅配ボックスを備える。
4月末から資料請求受付を開始し、1,000件を超える反響を得ている。モデルルームを6月末にオープンし、これまで460組超が来場している。1期1・2次で80戸を供給した後、好評を受け1期3次で30戸を追加発売。いずれも完売した。中心となる3LDK・73平方メートルの販売価格は7,000万円前後で、坪単価は約290万円。2025年1月中旬販売開始予定の2期(戸数未定)は、2LDK~4LDK、専有面積約57~96平方メートル、販売価格4,600万円台~9,400万円台、最多価格帯5,900万円台を予定している。
広さ・価格・交通便に加え、小中学校近接、緑が豊富など子育て環境の良さがファミリー層に評価された。契約者の過半が和光市と、隣接する東京都練馬区・板橋区在住。その他、川口市や足立区、江東区、川崎市など幅広く集客した。