不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/12/19

賃貸M家賃、7エリアが全面積帯で前年同月比上回る

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は19日、不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2024年11月)を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義。首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の13エリアを調査している。

 賃貸マンションの平均募集家賃は、東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県・札幌市・大阪市・福岡市の7エリアが全面積帯で前年同月を上回った。

 面積帯別の前年同月比上昇率トップは、「30平方メートル以下(シングル向き)」が札幌市(前年同月比4.4%上昇、平均家賃4万3,644円)、「30~50平方メートル(カップル向き)」が東京23区(同7.8%上昇、同15万4,342円)、「50~70平方メートル(ファミリー向き)」が千葉県(同10.8%上昇、同11万4,786円)、「70平方メートル超(大型ファミリー向き)」は大阪市(同14.6%上昇、同27万2,693円)。
 ファミリー向きは、仙台市・神戸市を除く全11エリアで前年同月を上回り、東京23区・東京都下・埼玉県・千葉県・札幌市・京都市・福岡市の7エリアは15年1月以降最高値を更新した。カップル向きは東京23区・東京都下・札幌市・仙台市・京都市・福岡市の6エリアが最高値に。東京23区は24ヵ月連続で最高値を更新している。

 賃貸アパートの平均募集家賃上昇率トップは、「30平方メートル以下(シングル向き)」が京都市(同5.4%上昇、同5万1,962円)、「30~50平方メートル(カップル向き)」が神戸市(同5.8%上昇、同6万9,737円)、「50~70平方メートル以下(ファミリー向き)」が京都市(同12.3%上昇、同10万9,038円)。
 ファミリー向きは仙台市を除く12エリアで前年同月を上回った。中でも、東京23区・神奈川県・千葉県・札幌市・福岡市の5エリアは15年1月以降最高値を更新した。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。