不動産ニュース / 開発・分譲

2025/1/17

横須賀に独身寮をリノベしたコミュニティ型賃貸

「コミュニティplace」は、リモートワーク、入居者同士のコミュニケーションの場として利用できる
共有のキッチンも設置。友人等を招いてパーティを開くことも

 京急グループの(株)Rバンクは17日、10日にオープンしたコミュニティ型賃貸住宅「hagu組む横須賀bay」(神奈川県横須賀市、総戸数38戸)の内覧会を開催した。

 京急本線「横須賀中央」駅徒歩16分、同「県立大学」駅徒歩9分に位置。東日本電信電話(株)(NTT東日本)が所有する、2003年築・鉄骨造地上3階建ての社員寮をリノベーションしたもの。NTT東日本との共同プロジェクト「hagu組む」シリーズの第2弾。

 外観は手を加えず、建物内のみリノベーションを実施。1・2階の住戸はワンルーム(約20平方メートル)が31戸、3階の7戸は2部屋をつなげることで1LDK・スタジオタイプのワンルーム(約40平方メートル)とした。ビニル床タイル張り、壁・床はクロス張りに。水回りは刷新している(1・2階のワンルームはキッチンのみ既存)。全住戸の約3分の2が、DIY・ペット飼育可能。全戸にWi-Fi対応のインターネット回線を導入、防犯カメラも採用した。
 賃料は5万8,000~9万6,000円(管理費5,000円)。

 1階には、入居者専用のラウンジスペース「コミュニティplace」を設置。リモートワーク、入居者同士のコミュニケーションの場として利用できる。共有のキッチンも設けているため、友人等を招いてパーティを開くことも可能。屋外には、シェアモビリティステーションを用意する。シェアサイクル・シェア電動キックボード・シェア小型EV充電ステーションを設置する予定。

 昨年末からリーシングを開始。グループ会社が借り上げ社宅として5戸を利用することが決まっており、2組の入居が決まっている。

 なお、19年3月にオープンした初弾の「hagu組む東戸塚」(横浜市戸塚区、総戸数36戸)は、年間平均稼働率96.38%を維持。

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リモートワーク

従業員が、情報システムを利用して自宅など職場以外の場所で勤務すること。英語のremote working(リモート ワーキング)である。

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