不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/1/29

賃貸M家賃、8エリアが全面積帯で前年同月を上回る

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は29日、不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2024年12月)を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義。首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の13エリアを調査している。

 面積帯別の前年同月比上昇率トップは、「30平方メートル以下(シングル向き)」が東京23区(前年同月比5.2%上昇、平均家賃9万6,163円)、「30~50平方メートル(カップル向き)」が東京23区(同8.5%上昇、同15万6,831円)、「50~70平方メートル(ファミリー向き)」が福岡市(同11.6%上昇、同11万8,711円)、「70平方メートル超(大型ファミリー向き)」は大阪市(同13.4%上昇、同27万1,248円)。
 東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県・札幌市・京都市・大阪市・福岡市の8エリアが全面積帯で前年同月を上回った。カップル向きでは、神戸市・広島市を除く全11エリアで前年同月を上回り、東京23区・神奈川県・千葉県・札幌市・京都市・大阪市・福岡市の7エリアは15年1月以降最高値を更新。東京23区は25ヵ月連続で最高値を更新している。

 賃貸アパートの平均募集家賃上昇率トップは、「30平方メートル以下(シングル向き)」が京都市(同5.5%上昇、同5万2,324円)、「30~50平方メートル(カップル向き)」が神戸市(同6.6%上昇、同7万558円)、「50~70平方メートル以下(ファミリー向き)」が京都市(同13.8%上昇、同11万681円)。

 ファミリー向きが仙台市を除く12エリアで前年同月を上回った。中でも、東京23区・東京都下・神奈川県・千葉県・札幌市・京都市・大阪市・神戸市・福岡市の9エリアは15年1月以降最高値を更新した。

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