シービーアールイー(株)は6日、国内主要店舗(路面店舗)の市場動向に関するレポート「リテールマーケットビュー 2024年第4四半期(24年10~12月)」を公表した。
平均賃料は、調査した10エリア中6エリアで前期から上昇。賃料水準がコロナ禍を上回ったエリアは、銀座・心斎橋・京都・神戸・天神の5エリアとなった。また、銀座・表参道・原宿・栄・天神の4エリアはプライム賃料が上昇。栄を除く3エリアで調査開始以来の最高値を更新した。
東京・銀座は、ラグジュアリー、ジュエリー、国内アパレルなどの出店ニーズがあり、平均賃料は1坪当たり月額賃料が28万円(前期比6.5%上昇)と、5四半期ぶりに上昇。プライム賃料は同45万円(同6.5%上昇)と、調査開始以来の最高値を更新した。空室率は0.7%(同変動なし)。
大阪・心斎橋はドラックストアやスポーツ、リユース、ラグジュアリー、フレグランスなどのテナントが出店。平均賃料は同25万円(同変動なし)、プライム賃料は同38万円(同変動なし)、空室率は0.0%(同変動なし)となった。
名古屋・栄は平均賃料同7万3,000円(同2.8%上昇)と、22年第4四半期以来2年ぶりに上昇した。プライム賃料も同11万円(同0.1%上昇)と、20年第3四半期に最低値に下落して以降、初めて上昇した。空室率は0.0%(同変動なし)。
福岡・天神は、平均賃料同6万1,800円(同6.0%上昇)、プライム賃料同11万円(同10.0%上昇)と、いずれも調査開始以来最高値を更新。空室率は4.8%(同0.3ポイント低下)となった。