三菱地所(株)は7日、2025年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。
当期(24年4月1日~12月31日)は、営業収益1兆479億1,900万円(前年同期比13.1%増)、営業利益1,944億7,800万円(同32.5%増)、経常利益1,668億900万円(同35.3%増)、当期純利益1,057億9,100万円(同36.4%増)。
コマーシャル不動産事業は営業収益3,467億1,600万円(前年同期比12.2%増)、営業利益726億1,000万円(同21.3%増)。オフィス・商業施設・ホテルを中心としたインカムゲインの増加に加え、キャピタルゲインも増加したこと増収増益となった。丸の内事業は営業収益2,914億9,500万円(同2.3%増)、営業利益743億4,800万円(同0.1%減)。再開発に向けた閉館があったことで減収する一方、既存ビルのリーシングは好調を継続。前年同期とほぼ同水準をキープした。四半期期末の空室率は全国で2.74%(前期末比0.56ポイント低下)、丸の内は1.97%(同0.36ポイント低下)となった。
住宅事業は営業収益2,632億6,600万円(同24.6%増)、営業利益205億5,900万円(同191.6%増)。国内分譲マンションや賃貸住宅の売却益が増加して増収増益だった。四半期末時点の売上計上戸数は1,041戸(前年同期比23.0%増)で、通期予定(1,750戸)に対して約6割の進捗。マンション契約残高は4,024億4,900万円で、うち今期売上計上分は1,555億3,100万円、来期分は1,628億3,900万円。
このほか、海外事業、投資マネジメント事業等においても順調な業績を残した。
通期業績については、営業収益1兆5,960万円、営業利益3,000億円、経常利益2,520億円、当期純利益1,730億円を見込む。