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野村不動産（株）は18日、コリビング賃貸住宅「TOMORE品川中延」（東京都品川区、総戸数135戸）の竣工を発表した。同社の社内起業による第1号案件で、コリビング賃貸住宅の初弾物件。
都営浅草線「中延」駅徒歩1分、東急大井町線「中延」駅徒歩4分他、4駅3路線の利用が可能。敷地面積577.15平方メートル、鉄筋コンクリート造地上11階建て、延床面積2,424.82平方メートル。居室のの専有面積は12.00～15.01平方メートルで、中心面積帯は13平方メートル台。
1階には24時間利用可能なコワーキングスペースを設置し、入口近くに執務に適したワークスペースエリア、奥には利用者がくつろいだりイベント開催などにも使えるコミュニティエリアを用意した。その間にカウンターエリアを設け、コーヒーメーカーやコーヒー豆を用意し自由に飲めるようにしている。またコミュニティオーガナイザーが週に5日滞在し、コミュニティランチの実施やトークイベントの企画・開催等を通じてコミュニティ形成を支援する。
7階にはコリビングスペースを用意。キッチンや冷蔵庫、個人別の食材ストッカーなどを備え、料理や、他の利用者との食事ができる場とする。バーカウンターやルーフバルコニーも設けるなど、ホテルライクな空間を創出している。
各居室にはシャワー、トイレ、洗面台を設置。衣類等の収納スペースも確保し、自室内である程度生活を完結できるようにしている。一部、家具付きや浴槽付きの部屋も設けた。
共用のランドリーについては、パナソニック（株）くらしアプライアンス社が提供する「LAUNDROOM（ランドルーム）」を導入。同社製の斜めドラム式洗濯乾燥機を15台設置。洗濯機の利用状況や自身の洗濯物の進行状況などをアプリで確認できるシステムで、洗濯乾燥機の効率的な稼働に寄与する。
シャワー付きの居室が多いことに加え、野村不動産グループのスポーツクラブ「メガロス中延」が徒歩3分に位置しておりサウナ付きの入浴施設を備えていることから、1,650円で1日利用できるサービスを入居者限定で提供する。その他同社グループが運営している多拠点型シェアオフィス「H1T」や、宅配型収納サービス「WONDER STYLE」の優待利用サービスも用意した。
22日より現地内覧会を開始するが、すでに200件超の内覧予約を受けているという。申込者の年齢は、20～30歳代が80％を占めており、男女比はおおよそ半々。事業責任者である住宅事業本部賃貸・シニア事業部賃貸住宅事業二課長の黒田翔太氏は、「内覧会の申込者の半分以上は、実家や通常の賃貸住宅住まいの方。シェア型住宅を検討していなかった層から需要を掘り起こせていると自負している」と語った。募集賃料は月額9万円からで、ボリュームゾーンは10万～12万円。「仲介手数料、敷金、礼金は0円とし、さらに2月・3月中の入居申込者には1ヵ月のフリーレントを付与するキャンペーンを実施する。コリビングの生活を気軽に体験していただきたい」と述べた。
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