(株)サンケイビルは19日、物流施設再生事業の第2弾「SANKEILOGI plus坂東」(茨城県坂東市)のリニューアル工事完了を発表した。
工業団地「つくばハイテクパークいわい」に隣接し、首都圏中央道路自動車道「坂東」ICへ約5.7km。国道354号線沿いの3面接道敷地に所在する。同社は2023年、倉庫棟と事務所棟(共に1999年竣工)を取得して、リニューアル工事を進めていた。敷地面積は1万4,999.03平方メートル、建物は倉庫・事務所共に鉄骨造地上3階建て。延床面積は1万6,693.76平方メートル。
前所有者が自社使用倉庫として建築したが、今回のリニューアルにより、賃貸用物流施設として再生。1平方メートル当たり2,500ニュートンの耐荷重を確保した防火区画の設置や、荷物用エレベーター・垂直搬送機の更新など、倉庫機能の強化を実施した。屋根には断熱塗装を施し、倉庫内の温度上昇を抑制。倉庫内のトイレもすべて更新するなど、庫内作業の快適性を改善した。
事務所棟についても、全館空調を設置した快適な空間づくりを行ない、3階にはラウンジを設けて、女性用トイレにはパウダースペースを設置。ドライバー用の休憩室なども整備した。