不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/2/26

賃貸M家賃、6エリアで全面積帯で前年同月を上回る

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は26日、不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2025年1月)を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義。首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の13エリアを調査している。

 面積帯別の前年同月比上昇率トップは、「30平方メートル以下(シングル向き)」が東京23区(前年同月比5.9%上昇、平均家賃9万6,876円)、「30~50平方メートル(カップル向き)」も東京23区(同8.7%上昇、同15万7,951円)、「50~70平方メートル(ファミリー向き)」が福岡市(同12.8%上昇、同12万645円)、「70平方メートル超(大型ファミリー向き)」は大阪市(同13.3%上昇、同27万1,186円)。

 神奈川県・埼玉県・千葉県・札幌市・大阪市・福岡市の6エリアが全面積帯で前年同月を上回った。また、カップル向きでは、神戸市と広島市を除く11エリアで前年同月を上回り、中でも首都圏5エリア(東京23区・東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県)および札幌市・京都市・大阪市・福岡市の9エリアでは15年1月以降最高値を更新した。なお、東京23区の最高値更新は26ヵ月連続。

 賃貸アパートの平均募集家賃上昇率トップは、「30平方メートル以下(シングル向き)」が京都市(同6.4%上昇、同5万3,067円)、「30~50平方メートル(カップル向き)」が東京23区(同5.0%上昇、同11万20円)、「50~70平方メートル以下(ファミリー向き)」が京都市(同16.5%上昇、同11万3,237円)。

 ファミリー向きが仙台市を除く12エリアで前年同月を上回った。中でも東京23区・東京都下・千葉県・札幌市・名古屋市・京都市・神戸市・福岡市の8エリアは15年1月以降最高値を更新している。

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