不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/2/27

首都圏の新築戸建て価格、6ヵ月ぶりに下落

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は27日、同社ネットワークにおける2025年1月の首都圏新築戸建ておよび中古(既存)マンションの登録価格データを公表した。同社の不動産情報サイトで消費者向けに登録・公開された物件の1戸当たりの売り希望価格を、東京都(23区および都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)の8エリアで集計した。

 新築戸建ての平均価格は4,620万円(前月比0.2%下落)と、6ヵ月ぶりに下落。エリア別では東京23区7,313万円(同1.7%上昇)、東京都下4,813万円(同0.4%下落)、横浜市・川崎市5,293万円(同0.3%上昇)、神奈川県他4,161万円(同0.2%下落)、さいたま市4,276万円(同0.3%下落)、埼玉県他3,678万円(同0.4%上昇)、千葉県西部4,240万円(同0.3%下落)、千葉県他3,230万円(同0.1%下落)となった。

 さいたま市が16ヵ月連続で前年同月を下回ったものの、埼玉県他が10ヵ月ぶりに上昇に転じるなど、7エリアが上昇。東京23区は、6ヵ月連続で17年1月以降最高額となった。

 中古(既存)マンションの平均価格は4,221万円(同0.5%上昇)と、6ヵ月連続で上昇した。エリア別では、東京23区6,166万円(同1.7%上昇)、東京都下3,281万円(同0.1%上昇)、横浜市・川崎市3,509万円(同0.9%下落)、神奈川県他2,688万円(同1.2%上昇)、さいたま市3,256万円(同1.4%下落)、埼玉県他2,455万円(同0.4%下落)、千葉県西部2,798万円(同0.4%下落)、千葉県他2,069万円(同0.7%上昇)となった。

 エリア別の前年同月比は、東京都(23区/都下)と神奈川県(横浜市・川崎市/他)の4エリアが上昇した一方、埼玉県(さいたま市/他)と千葉県西部の3エリアが1年以上連続下落。千葉県他も2ヵ月連続で下落した。なお、東京都(23区/都下)、神奈川県他の3エリアは、17年1月以降最高額を更新。特に東京23区は6ヵ月連続の更新となった他、前年同月比は調査開始以来初の20%台となり、差額は1,000万円を超えた。

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