野村不動産(株)を代表企業とする事業グループ(※)は28日、東京都が展開する「東京ベイeSGプロジェクト 令和5年度先行プロジェクト」の“次世代モビリティ”の実証実験を実施した。
同グループは“次世代モビリティ”の応募テーマにおいて、空飛ぶクルマ(eVTOL)用浮体式ポートを核とした陸海空のマルチモーダルMaaS実現に向けたシステムの構築・実証を提案し採択された。令和6年度実証実験として2月14日に実施した。
今回の実証実験では、海の森水上競技場(東京都江東区)へ設置した樹脂製の浮体式ポートへのヘリコプターによる世界初の離着陸実証実験をはじめ、自律航行小型船舶による東京港初となる運航実証、自律ロボットによる運行実証など、陸海空それぞれの次世代モビリティをシームレスに接続させるシステムを構築することで、これらのモビリティやシステムの社会実装に向けた課題を抽出した。
同事業の実証期間は2023~25年度までの3ヵ年で、今回の実証による結果を基に社会実装に向けた検討を進めていくとしている。
※野村不動産以外の構成企業は、清水建設(株)、ANAホールディングス(株)、朝日航洋(株)、(株)Kidou Systems、(株)エイトノット、東京ウォータータクシー(株)。
