
(独)住宅金融支援機構は25日、金融経済教育推進機構(J-FLEC)と「住宅分野に関する金融リテラシー向上に向けた連携」で合意したと発表した。
「金利ある世界」への移行など、金利環境等の社会情勢が大きく変化する中で、両団体はこれまで金融経済教育の在り方について意見交換等を行なってきた。このたび、住宅金融支援機構の毛利信二理事長と、J-FLECの安藤 聡理事長が協議し、住宅事業者等の従業員に対する金融経済教育の機会の提供を通じた、住宅業界における人的資本経営の支援を目的に連携していくことで合意した。
具体的には、J-FLECが実施する「J-FLEC認定アドバイザー向けフォローアップ研修(動画)」のうち、住宅ローンに関する内容を住宅金融支援機構が作成・提供。政策金利・市場環境の変化等に応じ新たな動画を作成し、J-FLEC認定アドバイザーを支援していく。一方J-FLECは、住宅金融支援機構や住宅金融支援機構が紹介する法人等に講師を派遣し、金融経済に関する出張研修を実施。住宅金融支援機構は、その取り組みの成果をステークホルダーへ開示していく。
また、住宅取得予定者等に対しても、両団体が連携して住宅分野に関する金融に係る適切な情報を発信していく。