不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/6/11

戸建注文住宅、受注棟数がプラスに

 (一社)住宅生産団体連合会は10日、2025年度第1回「住宅業況調査」(25年1~3月期)の結果を発表した。

 会員各社の支店・営業所・展示場等の責任者を対象に、四半期ごとに住宅市場の業況感についてアンケート調査を実施。受注棟(戸)数、受注金額、1棟(戸)当たりの床面積について、今期が前期と比較してどの程度増減したのか、来期が今期と比較してどの程度増減するのかを5段階で回答してもらい、指数化したものになっている。回答数は、「戸建注文住宅」が339、「低層賃貸住宅」が158。

 「戸建注文住宅」は、受注棟数がプラス8(前期マイナス14)と前期のマイナスからプラスに転じた。受注金額もプラス24(同プラス20)と上昇。1棟当たりの床面積はプラス5(同マイナス2)と、前期のマイナスからプラスに転じた。

 顧客動向については、「見学会、イベント等への来場者数」で44%が減少、41%が横ばい、16%が増加と回答。「全体の引き合い件数」で33%が減少、51%が横ばい、16%が増加。「WEBの引き合い件数」については、14%が減少、57%が横ばい、30%が増加。「土地情報の取得件数」は、21%が減少、63%が横ばい、16%が増加。「消費者の購買意欲」は、26%が減少、59%が横ばい、16%が増加となった。

 来四半期の見通しは、受注棟数がマイナス1、受注金額がプラス17、1棟当たりの床面積がマイナス2となった。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

業界団体

産業ごとに結成されている同業種の集まり。その産業の発展のために、研修の実施、会員の規律の維持、社会的理解の促進、行政庁との連絡調整などの活動に当たっている。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。