(公財)東日本不動産流通機構は10日、2025年6月の首都圏不動産流通市場動向を公表した。
首都圏中古(既存)マンション成約件数は4,299件(前年同月比31.9%増)。前年同月比で8ヵ月連続の増加となった。都県別では東京都が2,360件(同29.8%増)、埼玉県が509件(同47.1%増)、千葉県が427件(同12.1%増)、神奈川県が1,003件(同40.5%増)。すべての地域で2桁増となった。
1平方メートル当たりの平均成約単価は83万3,400円(同6.9%上昇)と62ヵ月連続で上昇した。1戸当たりの平均成約価格は5,209万円(同5.1%上昇)と、8ヵ月連続で上昇。平均専有面積は62.50平方メートル(同1.7%縮小)、平均築年数は26.96年となり、前年同月より2.6年増加した。
新規登録件数は1万6,001件(同1.0%増)で、2ヵ月連続で増加。在庫件数は4万4,428件(同0.7%減)となり、14ヵ月連続で減少した。
一方、既存戸建ての成約件数は1,943件(同49.2%増)と、前年同月比で8ヵ月連続の増加。都県別では東京都が609件(同33.6%増)、埼玉県が446件(同73.5%増)、千葉県が386件(同40.4%増)、神奈川県が502件(同59.9%増)と、全ての地域で大幅な増加を記録した。成約価格は3,937万円(同1.9%下落)と2ヵ月ぶりに下落した。