不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/7/24

賃貸マンション家賃、首都圏5エリアで前年同月上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は24日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2025年6月)を発表した。

 入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義。首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の全13エリアを調査している。調査・分析はアットホームラボ(株)。

 賃貸マンションの面積帯別の平均募集家賃前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が東京23区(前年同月比8.9%上昇、平均家賃10万1,623円)、30~50平方メートル(カップル向き)も東京23区(同9.8%上昇、同16万5,662円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)は福岡市(同11.1%上昇、同12万863円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)は東京都下(同7.8%上昇、同19万2,642円)となった。

 首都圏5エリア(東京23区・東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県)および福岡市の計6エリアが全面積帯で前年同月を上回った。また、ファミリー向きは神戸市を除く12エリアで前年同月を上回り、中でも東京23区・札幌市・仙台市・京都市・大阪市・広島市の6エリアが15年1月以降最高値を更新。シングル向きは東京23区が13ヵ月連続、大阪市が11ヵ月連続で15年1月以降最高値を更新した。

 賃貸アパートは、シングル向きが福岡市(同8.8%上昇、同4万5,943円)、カップル向きが東京23区(同7.7%上昇、同11万6,318円)、ファミリー向きが福岡市(同12.6%上昇、同9万432円)。

 カップル向きが仙台市を除く12エリアで前年同月を上回った。中でも東京23区・神奈川県・埼玉県・千葉県・名古屋市・京都市・大阪市・神戸市・福岡市の9エリアで15年1月以降最高値を更新した。

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