不動産情報サービスのアットホーム(株)は28日、同社ネットワークにおける2025年6月の首都圏新築戸建ておよび中古(既存)マンションの登録価格データを公表した。
同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された物件の1戸当たりの売り希望価格を、東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)の8エリアで集計。アットホームラボ(株)が分析した。
新築戸建ての平均価格は4,814万円(前月比0.5%上昇)と、5ヵ月連続で上昇。エリア別では、東京23区7,600万円(同0.7%上昇)、東京都下4,957万円(同0.2%上昇)、横浜市・川崎市5,397万円(同変動なし)、神奈川県他4,310万円(同0.3%上昇)、さいたま市4,471万円(同1.2%上昇)、埼玉県他3,764万円(同0.4%下落)、千葉県西部4,418万円(同0.2%下落)、千葉県他3,462万円(同0.6%上昇)。8エリア中、上昇したのは6エリア。東京都下、横浜市・川崎市、神奈川県他、千葉県他の4エリアは2017年1月以降最高額を更新した。
既存マンションの平均価格は4,659万円(同2.5%上昇)と、11ヵ月連続で上昇。エリア別では、東京23区7,060万円(同2.8%上昇)、東京都下3,322万円(同0.9%上昇)、横浜市・川崎市3,642万円(同0.7%上昇)、神奈川県他2,743万円(同0.4%上昇)、さいたま市3,447万円(同1.9%上昇)、埼玉県他2,534万円(同0.6%上昇)、千葉県西部2,883万円(同1.1%上昇)、千葉県他2,071万円(同0.6%上昇)。
22年12月以来30ヵ月ぶりに、8エリアすべてで前年同月比、前月比を上回った。東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)の4エリアは、17年1月以降最高額を更新。東京23区の前年同月と比較した変動率は、調査開始以来最高の32.5%上昇となった。