(株)ザイマックス不動産総合研究所は5日、2025年7月の「オフィス空室マンスリーレポート」を発表した。調査対象は、東京23区内の延床面積300坪以上のオフィスビル。
同月の東京23区のオフィス空室率は2.06%(前月比0.09ポイント低下)と1%台が目前に。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は3.13%(同0.15ポイント低下)だった。
エリア別の空室率は、都心5区が1.72%(同0.07ポイント低下)、周辺18区が3.11%(同0.16ポイント低下)。募集面積率は、都心5区が2.76%(同0.13ポイント低下)、周辺18区が4.27%(同0.24ポイント低下)となった。
都心5区では、空室率が高い順に、中央区2.35%(同0.25ポイント低下)、港区2.16%(同0.04ポイント低下)、渋谷区1.42%(同0.02ポイント低下)、新宿区1.40%(同0.05ポイント低下)、千代田区0.96%(同0.01ポイント低下)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が1.97%(同0.04ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が2.15%(同0.16ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが3.06%(同0.12ポイント低下)、中小規模ビルが3.21%(同0.19ポイント低下)となった。
空室面積は16万9,000坪(同2万5,000坪減)。空室増減量は、増加が3万5,000坪(同5,000坪増)、減少が6万坪(同2万5,000坪増)と、減少が増加を上回った。