不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/8/12

東京都心5区のオフィス空室率が1%台に

 三幸エステート(株)は12日、2025年7月の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)と全国6大都市(東京23区と札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡の計5市)の大規模ビル(1フロア当たりの面積200坪以上の賃貸オフィスビル)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区のオフィス空室率は1.84%(前月比0.19ポイント低下)と5ヵ月連続の改善となり、21年2月以来の1%台となった。港区や新宿区の空室消化が進み、同月に竣工した新築ビルがおおむね高稼働だったことが影響した。貸付総面積に対する募集面積の割合を示す潜在空室率を示す3.59%(同0.34ポイント低下)と低下が続いた。

 1坪当たりの平均募集賃料は3万728円(同205円上昇)となり、20ヵ月連続で上昇または横ばいとなった。競争力の高いビルでは、募集区画に対して複数の引き合いが生じ、募集条件を上回って成約するケースも見られた。募集面積は34万4,446坪(同2万3,749坪減)。

 全国6大都市の空室率は東京23区2.4%(同0.2ポイント低下)、札幌市3.6%(同0.4ポイント低下)、仙台市6.0%(同0.1ポイント上昇)、名古屋市2.2%(同0.1ポイント低下)、大阪市2.9%(同0.1ポイント低下)、福岡市5.5%(同0.2ポイント低下)。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。