野村不動産ホールディングス(株)は30日、2026年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。
当期(25年4月1日~9月30日)は、売上高3,977億4,900万円(前年同期比4.3%増)、営業利益571億9,400万円(同16.3%減)、事業利益607億3,600万円(同12.0%減)、経常利益508億3,800万円(同14.8%減)、中間純利益313億5,800万円(同26.2%減)。都市開発部門の収益不動産の売却額増加が寄与したものの、「浜松町ビル」の建て替えに向けた簿価の減損損失計上があり増収減益に。
住宅部門は、分譲住宅の計上戸数が1,351戸(同728戸減)と減少。売上高1,794億3,800万円(同3.6%減)、事業利益209億7,100万円(同19.2%減)の減収減益。通期経常売上高3,280億円に対する当期末時点の契約進捗率は86.5%。都市開発部門は、収益不動産売却が増加した一方、「BLUE FRONT SHIBAURA」の開業費用等の発生により売上高1,305億4,600万円(同19.2%増)、事業利益239億3,300万円(同9.7%減)だった。
仲介・CRE部門は、売買仲介件数が5,119件(同72件減)となったが、取扱高7,213億円(同16.4%増)、手数料収入も293億円(同14.0%増)となり、売上高301億2,300万円(同14.1%増)、事業利益94億1,400万円(同20.3%増)と増収増益に。海外部門は、第1四半期にベトナムの大型住宅分譲プロジェクトを計上した反動により、売上高20億9,100万円(同75.4%減)、事業利益9億2,500万円(同77.2%減)となった。
通期では売上高9,400億円、営業利益1,220億円、事業利益1,350億円、経常利益1,080億円、当期純利益750億円を見込む。
