不動産ニュース / 開発・分譲

2025/10/30

シンガポールの分譲マンション、販売2日で8割強を成約

再開発事業完成イメージ。左2棟が「ザイオンロード」、右が長期滞在型サービスアパートメントと商業施設の建物

 三井不動産(株)は30日、シンガポールで手掛ける大規模複合再開発事業「ザイオンロード」プロジェクトにおける分譲住宅「ザイオングランド」(総戸数706戸)を25日から販売。同26日時点で84%が成約したと発表した。

 同プロジェクトは、Mitsui Fudosan(Asia) Pte. Ltd.(三井不動産アジア(株))を通じて、現地の大手ディベロッパー・City Developments Limitedと共に推進しているもの。開発地はオフィスや商業施設が集積するシンガポール中心部。「シンガポール・チャンギ国際空港」へも、車で25分程度でアクセスできる。プロジェクト全体の敷地面積は1万5,277平方メートルで、MRTトムソンイーストコースト線「ハブロック」駅に直結する。「ザイオングランド」の他、同国初となる長期滞在型サービスアパートメント(373戸)と商業施設「ザイオンガレリア」を開発する。同国の環境性能基準Green Markにおける最上級のPlatinum SLE認証を取得する予定。

 「ザイオングランド」は地上約240m・地上62階地下3階建てのエリア最高層のツインタワー。鉄筋コンクリート造、延床面積約6万2,557平方メートル。専有部は、1ベッドルーム+スタディから、5ベッドルーム、最上階のペントハウスまで、さまざまなタイプを用意。4ベッドルーム以上の住戸には、エレベーターが到着すると同時に自宅にそのまま入れるプライベートリフトを設置する。共用施設は、クラブハウスやプール、フィットネスジム、テニスコートなど。

 長期滞在型サービスアパートメントは、鉄筋コンクリート造地上36階地下3階建て。1階が商業施設「ザイオンガレリア」。延床面積は長期滞在型サービスアパートメントが約2万平方メートル、商業施設が約3,000平方メートル。
 長期滞在型サービスアパートメントは3ヵ月以上の滞在から利用可能とし、専有部はスタジオ~4ベッドルームまで用意。プール、フィットネスジム、ラウンジ、ルーフトップテラスなど居住者専用の共用施設を設置する。シンガポールでは希少な法人オーナーによる一括賃貸・建物管理により、迅速なサービス提供を実施。家具の提供や部屋の清掃・リネンの交換等の有償サービスも用意し、外国人の駐在ニーズなどに応える。商業施設は普段使いできるスーパーや保育施設、飲食店等を誘致する計画。

 竣工、開業は2030年の予定。

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