(独)住宅金融支援機構は11日、2025年度の「マンションすまい・る債」の募集結果を発表した。
「マンションすまい・る債」は、マンションの修繕積立金の計画的な積み立てと適切な管理をサポートすることを目的に、同機構がマンション管理組合向けに発行する債券。
4月21日~10月10日に応募を受け付け、応募組合数は3,371組合(前年度比6.2%減)、応募口数は17万6,003口(同14.3%減)と、過去最多だった昨年度に次ぐ実績となった。組合平均の応募口数は45.7口(同4.3口減)。
このうち「管理計画認定マンション向けマンションすまい・る債」の応募組合数は533組合(同35.6%増)、応募口数は4万6,338口(同1.6%増)だった。
また同日、「マンションすまい・る債」の利率を上乗せする制度の拡充を26年度に予定していることも発表。「マンション管理適正評価制度」で「★4以上」の評価を取得した管理組合と、「マンション管理適正化診断サービス」で「S評価」の診断を取得した管理組合を対象に追加する。
26年度募集分から適用。上乗せ利率は26年4月の募集開始時に公表する。
