不動産ニュース / 開発・分譲

2025/12/17

野村不、小規模オフィス事業で九州初進出

「H1O 博多駅前」外観完成予想パース

 野村不動産(株)は17日、少人数向けサービス付きオフィス「H1O(エイチワンオー) 博多駅前」(福岡市博多区)が26日に竣工し、2026年2月に開業予定と発表した。

 「H1O」は、同社が展開する、従業員10人以下の小規模オフィスマーケットのニーズに対応したブランド。同物件は、九州エリアにおける初弾となる。

 建物は、鉄骨造地上7階建て。全64区画で構成し、貸室は10.1~28.96平方メートル(3~10人用)。スタートアップ、新規プロジェクトの立ち上げ、支店・支社など少人数で働く分室ニーズに対応するほか、壁を撤去することで最大30人でも利用可能な設計とした。また、1・2階に共用ラウンジや打ち合わせスペースを用意し、屋上テラスにもワークスペースを設けている。

 全室個別空調のほか、インターネット回線を完備し、さらに半数の個室には什器を設置。有人受付や生体認証・多段階セキュリティ、防犯カメラ等の導入により、セキュリティ面にも配慮した。

 同物件は、福岡を拠点に国内外5ヵ国・17拠点でシェアオフィス・コワーキングスペース事業を展開する(株)Zero-Ten Parkへ、マスターリース兼プロパティマネジメントを委託する。

 なお、同ブランドの九州および福岡エリアにおける第2号物件として、「H1O 中洲川端」も26年12月竣工、27年1月開業予定としている。

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