東急不動産(株)は23日、同社が運営する「東急リゾートタウン蓼科」(長野県茅野市)において、地域の森林課題を解決し、地域材を活用した循環型サイクルの実現を目指す地域共創プロジェクト「蓼科カラマツ」を始動すると発表した。
八ヶ岳のふもとにある蓼科では、高度経済成長期に植えられた木々が約50年が経過したことにより過密になり、太陽の光を遮ることで下層の植生が育たずに災害リスクを高めるという課題が生じている。また、定期的な伐採や保全を続けるためのコストや体制の問題もあり、森の維持が難しくなってきている。
そこで同社は、同地に生えているカラマツを、伐る・加工する・届ける・また育てるという循環を地域と連携して進めることで、脱炭素や地域循環、生物多様性といった環境配慮を推進する計画。
カラマツの幹を建材や家具に、枝は生活道具に、枝葉はチップやアロマ・エネルギーへと形を変えて丸ごと使用。また、地域内で加工・流通させることで運搬エネルギーを最小化するなどして、森の土壌や生態系を守りながら森と人が共生できる方法を探っていく。
リゾートタウン内のインフォメーションセンター「TENOHA 蓼科」は、家具や壁材に敷地内でとれた「蓼科カラマツ」の間伐材を100%使用。施設全体が地域循環モデルを体現しており、プロジェクトを体感できる場となっている。
