(一社)優良ストック住宅推進協議会は28日、ホテル ルポール麹町(東京都千代田区)で活動状況に関する記者会見を開催。同日行なわれた会員総会で会長に再任した芳井敬一氏(大和ハウス工業(株)代表取締役会長)が、報告を行なった。
同協議会は、住宅メーカー10社および関連不動産流通会社が参加。住宅履歴の整備や50年以上の長期点検・補修の維持などといった基準をクリアした事業者が供給した戸建住宅を「スムストック」と呼称。独自資格である「スムストック住宅販売士」が査定を実施し、仲介・買取再販を行なっている。
2025年度(25年7月~26年6月)のスムストック成約数は2,579件(前年度比14.0%増)と、過去最高を達成。会員10社の戸建てストック約411万棟の年間流通率約0.3%とし、年間推定流通数を約1万1,280棟と推計して試算した10社の流通捕捉率も22.9%と、過去最高となった。累計成約数は2万4,568件。芳井氏は「われわれは、良いものは良いものとして取引される既存住宅流通の活性化と適切な市場形成を目指している。“良いものをつくる”についてはかなり進んだと自負しているが、住宅履歴や定期点検、メンテナンス、建物の適正評価といった点では、まだまだ道半ばの感がある。当協議会がトップランナーとして社会に貢献できるよう、より一層会員各社と連携し活動を推進していく」と話した。
25年4月~26年3月における同協議会の安心R住宅の提出数は494件で、うちリフォーム済み(買取再販)が332件、リフォーム提案(仲介)が162件。他団体を含めた安心R戸建住宅の61.4%を占めている。戸建てのリフォーム提案については、全団体のうち97.0%がスムストックという結果に。
「スムストック住宅販売士」は9,117名となり、そのうち1,619名が仲介実務者として活動している。
また、中期計画最終年度に当たる26年度は、買取再販も含む既存住宅流通の推進を強化し、捕捉率25%を目指すとした。その実現に向け、ホームページの刷新と活用、Web広告の展開、地域イベントとの連動強化など、新たな認知度向上策を実施。各社の成功事例を共有し、より高品質な買取再販の推進も図っていく。また、スムストックの「安全・安心」をさらにレベルアップさせるため、「売買時の承継に関するガイドライン(2604版)」(改訂版)の浸透などにも取り組む。
