住友不動産(株)は31日、「住友不動産芝公園ビル」(東京都港区)の建て替えプロジェクトについて、街区全体がこのほど竣工したと発表した。
1986年に竣工した旧ビルは、港区で初めて市街地住宅総合設計制度を適用した建物で、竣工当時は同社の保有ビルでもトップクラスとなる延床面積約6,000坪を誇っていた。芝公園エリアのシンボル的なオフィスビルとして、長年にわたって親しまれていた。今回、賃貸マンション「芝公園ハイツ」と新規取得した周辺土地を一体的に活用して建て替えた。
建て替え後は、敷地面積4,245.34平方メートル、建物は鉄骨造一部鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造地上21階地下2階建てで、免震構造を採用した。延床面積は従前の2倍となる3万9,710.84平方メートル、総貸室面積は2万419.47平方メートルとなった。
エリア一体を再開発したことにより、約2,300平方メートルの公開空地を創出。デザインには、旧ビルのレガシーをふんだんに取り入れた。旧ビルの象徴でもあった外壁の青いラスタータイルは建て替え後にエレベーターホールの壁面に採用した。また、外壁には特殊なカットを施した黒の石張りを採用して存在感を演出。低層階にはコンビニエンスストアを併設したラウンジを設置し、来客やランチミーティングなどに活用してもらう。
また、都営三田線「芝公園」駅に直結するエスカレーター付きの地下鉄出入口を新設するなど、地域の利便性を大幅に向上させた。また各種省エネルギー設備を導入したことで、DBJ Green Building認証の最高ランク(5つ星)を取得している。このほか、浸水・地震・停電などBCP対策も充実させている。
