(株)エー・ディー・ワークスは10日、不動産特定共同事業法に基づく不動産クラウドファンディング(CF)サービス「REALE(リアレ)」を開始。公式サイトを立ち上げた。不動産小口化商品販売のノウハウを生かし、個人投資家をメインターゲットにした新たなBtoC商品として注力していく。
同社は、従前より不動産特定共同事業法に基づく不動産小口化商品「ARISTO」を提供。その運用総額は500億円を超えている。不動産CF参入に当たっても、これまで培った収益不動産に関する知見とノウハウを活用することで、信頼感のあるサービス提供を目指す。
年間1万4,000件以上取得する収益不動産情報の中から、投資対象として適切な物件を厳選。バリューアップ工事や戦略的なテナントリーシング等を通じて、対象不動産の価値向上を図るとともに、売却まで見据えた商品設計・運用を行なう。投資物件については、必ず鑑定評価書を作成・公開。外部の弁護士等も参加するコンプライアンス委員会が許可した物件のみに投資する。
「ARISTO」は1口500万円からの販売だったが、「REALE」は1口1万円からの少額投資商品としてラインアップし、より幅広い個人投資家層との接点を創出する。WEB広告やSNS中心にプロモーションを展開。上場会社の信頼性、投資用不動産売買における運用実績でアピールしていく。
当初は、同社自らが物件を組成・提供する形で推進。運用実績と投資家基盤の蓄積を進めていく。東京・大阪のレジデンス、1棟10億円未満の物件を中心に投資。27年末までにCF会員2万人、ファンド組成規模100億円を目指す。1号商品は、2016年築の1棟収益レジデンス「ユーレジデンス恵比寿」(東京都渋谷区)を対象としたファンド。募集総額は4億6,200万円。想定運用期間は6ヵ月。想定利回り6.5%。
28~29年をめどに不動産特定共同事業法に基づく第3号・第4号事業へと展開を図り、バランスシートに依存しないファンド供給体制を確立。オフィスビル、ホテル、商業施設など取り扱いアセットのバリエーションも拡大する。将来的には、会員10万人規模のビジネスへと成長させる。自己資本に過度に依存せず運用資産残高を拡大できる、資本効率の高いノンアセット事業モデルを構築し、グループの中長期的な成長基盤の一つとして育成していく。
