不動産ニュース / 調査・統計データ

2001/8/31

アットホーム、7月の売物件市場動向を発表(首都圏)

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)が30日に発表した、首都圏における7月の売物件の物件登録数、登録価格、成約数、成約価格は以下の通り。

 物件登録数は、中古マンションは1,989件で、前年同月比▲16.1%と8ヵ月連続のマイナス。一方、新築戸建は6,058件で、同46.5%増と17ヵ月連続のプラスとなった。
 首都圏平均の中古マンション登録価格は、1平方メートルあたり33.63万円、同▲3.7%と52ヵ月連続のマイナスで、1992年の調査開始以来最低を記録。1戸あたりの首都圏平均価格は2,095万円で、同▲2.4%と6ヵ月連続のマイナスとなった。
 居住用土地登録価格の首都圏平均は、同5.0%増の1平方メートルあたり21.56万円。戸建て住宅の登録価格の首都圏平均は、新築で1戸あたり4,173万円(同▲3.6%)、中古も同様に、3,350万円(同▲8.6%)と下落し、過去最低となった。

 中古マンションの物件成約数は、同▲13.2%、11ヵ月連続減の698件となり、成約の3分の1以上を占める東京23区の落込みが響いている。また、2,000万円未満の物件の割合は63.4%となり、低価格志向が顕著となっている。
 新築戸建ての成約数は、1,183件で、同33.5%増と12ヵ月連続のプラス。一方、中古は598件で同▲0.7%、11ヵ月連続のマイナスとなった。

 また物件成約価格は、中古マンションでは1平方メートルあたり30.02万円で、同▲7.8%と16ヵ月連続の下落。1戸あたりでも1,800万円、同▲6.8%と6ヵ月連続の下落となった。なお、神奈川県では平方メートル単価が過去最低を記録する結果となっている。
 戸建て住宅の1戸あたりの首都圏平均物件成約価格は、新築で過去最低の4,133万円、同▲3.3%と7ヵ月連続のマイナスとなった。中古は2,818万円(同▲10.5%)でこちらも12ヵ月連続でのマイナスとなった。

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