旭化成(株)は、30歳代を中心とする単世帯核家族向けライフスタイル提案型商品「へーベルハウスPAO(パオ)」を18日より発売する。
商品名の「PAO」は、立体的なオープンな空間の中に、必要なものだけを装備したという同商品の特徴を、中央アジアの遊牧民の住居「パオ」にたとえて名付けたもの。
外観は、トップハット付き陸屋根タイプと寄棟屋根タイプの2シリーズを設定。立方体の箱をベースとした単純なフォルムで、外壁にはへーベル版ジーファスタイプを採用し、大きな面の組み合わせにより量塊感を感じさせるシンプルで飽きのこないデザインとしている。
内部は、ターゲットである30歳代子育て層にとって現実的かつ、最もニーズの高い延べ床面積40坪前後にサイズを設定。間仕切りやつくり付け収納などの装備を細かくつくり込まず、居住者が生活しながらライフスタイルに合わせた空間をつくっていくことができるようにしている。
販売地域は関東、東海、関西、山陽(一部を除く)、九州北部で、価格は3.3平方メートルあたり52万円から。同社では初年度販売目標1000棟を予定している。