国土交通省総合政策局は10日、2002年4月分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
これによると建設工事受注高は3兆3,025億円で、対前年同期比▲13.6%となった。そのうち元請受注高は1兆9,752億円(前年同期比▲8.4%)で、下請受注高は1兆3,274億円(同▲20.4%)であった。
元請受注高のうち公共機関からの受注高は6,130億円(同▲6.1%)、民間等からの受注高は1兆3,622億円(同▲9.4%)であった。
また、公共機関からの受注工事額(1件500万円以上の工事)は、前年同月比▲6.7%の5,334億円。うち国の機関からは1,975億円(同▲10.1%)で、地方の機関からは3,359億円(同▲4.6%)であった。
民間等からの受注工事のうち、土木工事および機械装置等の受注工事額(1件500万円以上の工事)は1,848億円(同▲25.6%)で、前年同月比で3ヵ月連続の減少。建設工事・建設設備工事(1件5億円以上の工事)の受注額は2,878億円(同37.3%増)と、3ヵ月ぶりに前年同月比が増加をみせた。
なお、この統計調査報告の概要は、国土交通省ホームページ(http://www.mlit.go.jp/toukeijouhou/chojou/index.html)からも閲覧可能。