土壌の簡易診断による汚染の早期発見・治療サービスを提供する、domi環境(株)(栃木県那須郡、代表取締役:水野廉郎氏)は24日、今月1日に開始した一般消費者向け土壌分析・診断サービス『デコラ土壌モニター(以下、デコラ)』に引き続き、8月4日には水質分析・診断サービス『アズレア水質モニター(以下、アズレア)』を開始すると発表した。
同サービスは、インターネットやFAX、郵便で申込むと届く専用の『採取キット』を用いて行なわれる。同封のマニュアルにしたがって試料を採取し、キット箱を利用して宅急便にて同社まで送り返すと、即座に分析、報告書を作成してくれるというもの。
従来の公定法による環境分析では「費用が高い」「時間がかかる」「分析場所が特定されてしまう」などの理由から、なかなか一般ユーザーには手が届かなかったが、同社ではこれらの問題を解決することで、誰でも利用できる手軽な調査・分析を実現した。
自宅土地や、庭園、家庭菜園などの土壌から重金属を中心とした10項目の汚染原因物質を分析・診断する『デコラ』は、1検体あたり2万円(税抜)で報告書の発送までを行なってくれる。分析期間も試料が届いてから3日間(営業日)と短期間。一方、家庭まわりの井戸水・地下水・生活排水から、河川・湖沼までを対象とした新サービス『アズレア』は、揮発性有機化合物や重金属20項目を公定法に準ずる方法で分析・診断。こちらも1件あたりの価格は3万3,000円(税別)、調査・分析期間は7日間以内(営業日)と低価格・短期間・高精度な調査を可能とした。また、これらの調査は、申込者自身で検体を採取することで採取場所に関する情報を知らせなくても行なうことができ、社内でも徹底した情報管理体制でプライバシーを確保している。
今月1日にサービスを開始している『デコラ』は、すでに50件の検査を実施。その6割は個人の申込みという。「2万円の検査でしたらオプションでお客様に選んでいただける価格ですので、現在住宅メーカーさんにもアプローチしている最中です。環境に対する不安を感じている方は多い。これからはお客さま自身で調べ、環境に対するリスクを軽減して欲しい」(水野社長)。9月以降には、公定法に準じた方法でさらに本格的に土壌分析する『ワトル土壌モニター』を発表する予定。今期の売上目標は6,000万円、来期は1億円をめざす。
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