不動産ニュース / 政策・制度

2003/10/31

住宅金融公庫、「平成15年9月 全国住宅市場調査結果」を発表

 住宅金融公庫は31日、「平成15年9月 全国住宅市場調査結果」を発表した。

 同調査は全国の住宅建築請負企業および不動産企業・仲介企業4,666件を対象に、注文住宅、賃貸住宅、分譲住宅、中古住宅、リフォームの各市場動向についてアンケート調査を実施したもの。調査期間は平成15年9月10日~9月22日、回収件数は2,134件(回答率45.7%)。
 それによると、注文住宅の受注状況判断D.I.(第1、2選択肢の回答割合-第4、5選択肢の回答割合)は、3.5%ポイントとなり、前回(平成15年6月)調査の▲10.4%ポイントよりも、大幅に増加する結果となり、1999年9月調査以来のプラス値となった。なお今後は、10~12月6.6%、2004年1~13月▲0.3%ポイントと、少なくとも年内は受注増が続く見込み。
 新築マンションの成約状況判断D.I.は、前回調査▲21.0%ポイントに対し、今回調査は5.4%ポイントとプラス値に転じている。今後の見通しとしても、10~12月10.0%、2004年1~3月14.9%と増加傾向が続く見通しとなっている。
 建売住宅の成約状況判断D.I.は、前回調査▲12.6%ポイントに対し、今回調査は▲10.9%ポイントとマイナス幅は縮小。しかし今後は、10~12月▲3.7%ポイント、2004年1~3月▲12.1%ポイントといずれもマイナスが続くものと見られる。

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