不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2004/2/13

三井不動産、「2004年3月期第3四半期決算」および通期業績予想修正を発表

 三井不動産(株)は13日、「2004年3月期第3四半期業績の概要(単体・連結)」を発表した。

 当期(2003年4月1日~12月31日)連結業績の売上高は7,459億5,500万円、営業利益は741億5,700万円、経常利益は593億2,100万円、当期純利益は380億9,900万円であった。

 主なセグメントでは、賃貸事業において、今期末オフィスビル空室率は単体・連結ともに改善、514億円の営業利益を計上。また管理受託事業において、プロパティマネジメント収益の増加により、すでに前年通期の実績である77億円を上回る80億円の営業利益を計上した。

 併せて同日、通期業績予想の修正が行なわれた。
 地方や郊外における昨今の地価動向も含めた市場環境を踏まえ、「チャレンジ・プラン2008」に掲げた成長性の高い事業への選別投資という観点から、大規模宅造事業について抜本的な事業の見直しを行なう方針を決定。これに基づき、流動資産の一部の販売用不動産等について今期評価減を実施。2004年3月期の特別損失として評価損620億円を計上、当期純利益予想を連結・単体共に下方修正した。
 通期単体の業績予想は、売上高6,170億円(同6,190億円)、営業利益650億円(同630億円)、経常利益630億円(同440億円)、特別損失595億円(同0円)、当期純利益65億円(同250億円)に修正。
 また通期連結の業績予想は、売上高1兆1,000億円(前回予想1兆1,050億円)、営業利益1,060億円(同1,040億円)、経常利益840億円(同780億円)、当期純利益135億円(同450億円)に修正された。
 なお、修正後の通期予想に対する進捗率は7割弱で、同社経理部長・浅井裕史氏は「第4四半期に計上される分を考慮すれば、おおむね順調」と語った。

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