不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2004/11/29

大京、「2005年3月期中間決算」発表

 (株)大京は26日、「2005年3月期中間決算短信」(単体・連結)を発表した。

 当期(2004年4月1日~9月30日)単体業績の売上高は1,377億7,600万円(前年同期比▲5.4%)、営業利益は55億2,500万円(同30.9%増)、経常利益は24億9,300万円(同86.8%増)、当期純利益は▲2,470億5,100万円。
 当期連結業績(対象12社)の売上高は1,802億4,000万円(同15.8%増)、営業利益は71億2,800万円(同38.1%増)、経常利益は44億7,200万円(同130.7%増)、当期純利益は▲2,516億7,200万円であった。

 当期は、マンション分譲事業への経営資源の集中により販売強化を図るとともに、事業効率の向上に努めた結果、連結ベースで増収増益となったものの、減損会計の早期適用および事業再編等の特別処理を実施などにより、大幅な純損失を計上する結果となった。

 セグメント別には、不動産販売事業(マンション事業カンパニー)における竣工物件が40棟・3,604戸、契約戸数は6,424戸となり7年ぶりに6,000戸を突破。これによりマンション売上高1,542億円(4,416戸)を主体に、前年同期比13.8%増となる1,632億5,400万円の営業収益を計上した。
 また不動産賃貸事業(エステート事業カンパニー)において、保有資産の売却と資金回収を推進した結果、賃料収入は69億3,200万円(同▲10.1%)となった。その他事業については、不動産仲介事業を主体に営業収益100億5,300万円(同124.1%増)を計上している。

 なお同社グループでは、総額1,765億円(債権放棄1,465億円およびデット・エクイティ・スワップ300億円)を主たる内容とする事業再生計画を、主力取引銀行である(株)ユーエフジェイ銀行とともに(株)産業再生機構に申請。11月26日に買取決定の通知を受けており、これにより、当中間連結会計期の大幅な純損失計上による債務超過状態は、当連結会計年度末には解消され、財務体質も健全化される見通しだとしている。
 通期業績見通しは、連結売上高4,530億円、経常利益▲400億円、当期純利益▲1,060億円。

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