不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2005/2/1

大京とオリックス、資本提携へ

 (株)大京とオリックス(株)はこの度、資本提携を行なうと発表した。

 具体的には大京はオリックスに対し、普通株式第三者割当増資(230億円)を行ない、オリックスは2005年3月25日を払込期日としてその全額を引き受ける。また、優先株式200億円分を現優先株式より譲り受ける。
 これによりオリックスは総議決権数の43.98%を保有する筆頭株主となり、大京はオリックスの持分法適用会社となるほか、オリックスは大京の発行する優先株式の3分の1を保有することになる。また、オリックスは大京に対し、200億円の融資枠を設定する予定。

 これと同時に大京は臨時株主総会を開催し、経営陣の異動を行なうと発表。現大京代表取締役社長の山崎治平氏は取締役兼執行役会長に、取締役兼代表執行役社長・グループCEOには現オリックス専務執行役ファイナンス本部長の田代正明氏が就任する予定。また、取締役兼代表執行役COOには栗原清現大京取締役兼専務執行役員が、同じく取締役兼代表執行役CFOに平井正人現オリックス自動車(株)取締役副社長イフコ・カンパニー・プレジデントがそれぞれ就任する。

 大京はオリックスと資本提携することにより、財務基盤の安定化と信用力およびブランド力向上が見込まれることから事業再生計画達成を進めたいとし、また、オリックスは現在注力している企業再生ビジネスの一環として位置付けている。

 なお両社は、今回の資本提携につき、オリックスグル-プの不動産事業会社であるオリックス・リアルエステート(株)のマンション分譲事業強化を目的とするものではない旨を強調している。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。