不動産ニュース / 開発・分譲

2005/2/23

「芝浦アイランド地区プロジェクト」、発表会を開催

芝浦アイランド地区完成予想イメージ
芝浦アイランド地区完成予想イメージ
同プロジェクトの魅力を語る磯部氏
同プロジェクトの魅力を語る磯部氏

 独立行政法人都市再生機構と三井不動産(株)、三菱商事(株)、オリックス・リアルエステート(株)、住友商事(株)、(株)新日鉄都市開発、伊藤忠都市開発(株)、(株)ケン・コーポレーション、大和ハウス工業(株)が手掛ける「芝浦アイランド地区プロジェクト」(東京都港区芝4丁目)の概要発表会が、23日行なわれた。

 同プロジェクトは、デザインコントロール・ジェネレーションミックスと市民の参加・周辺とのつながりの重視を基本とした「ブロックリノベーション(地区・まちの刷新)」をコンセプトとし、JR「田町」駅より徒歩8分の位置に開発されるもの。

 A1・A2・A3街区からなる敷地面積約45,000平方メートルの北地区と敷地面積約16,000平方メートルの南地区から構成され、総戸数約4,000戸、人口約10,000人のまちが2007年3月に誕生する。
 A2街区・南地区では分譲住宅が、A1・A3街区では、都市再生機構の民間供給支援型賃貸住宅制度により、民間事業者が都市再生機構から借地期間70年の定期借地にて土地を賃借し、賃貸住宅を建設する。なお、分譲・賃貸ともに各2,000戸ずつ供給される。
 A3街区では、医療クリニックモール、老人介護施設、シニア住宅や港区が公益施設として整備する幼稚園と保育園を一体化した施設や児童高齢者施設が設置される予定。

 また、地区全体で連携を図りながら一体的なまちづくりを行なうため、基盤整備を行なう都市再生機構も含めた開発事業者全社で「街づくり推進協議会」を発足。デザインなどに関する共通ルールを設け地区全体として統一感のあるまち並みを形成させていく。
 さらに、歩行者通路や歩道状空地などのオープンスペースも地区全体で整備し、地区内外の歩行者の往来や回遊性を生み出す歩行者ネットワークや街区公園、広場状空き地などの開放感ある連続した緑の空間も設置する。

 間取りはDINKSやファミリー層を中心に、幅広いターゲット層に応える豊富なバリエーションを用意し、価格は未定。
 なお、分譲住宅は、第一弾としてA2街区に建設する、地上49階建て、総戸数833戸、敷地面積12,595.60平方メートルの「芝浦アイランド グローヴタワー」が今春販売開始予定となっている。

 また、発表の席で三井不動産執行役員で住宅事業本部都市開発第一事業部長の磯辺真幸氏は、「分譲と賃貸がバランスよく配給されるので、ライフサイクルの生活シーンに合わせて住み替えることができる魅力的なまちとなる」と述べた。

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