不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2005/4/27

パナホーム、「2005年3月期決算」発表

 パナホーム(株)は26日、「2005年3月期決算短信」(単体・連結)を発表した。

 当期(2004年4月1日~2005年3月31日)単体業績の売上高は2,571億4,900万円(前年同期比0.2%増)、営業利益は29億6,400万円(同117.5%増)、経常利益は32億2,200万円(同89.4%増)、当期純利益は32億9,300万円。
 当期連結業績(対象8社)の売上高は2,638億2,600万円(同0.0%)、営業利益は30億4,500万円(同230.4%増)、経常利益は35億9,900万円(同264.1%増)、当期純利益は37億7,100万円(同232.7%増)であった。

 当期は戸建住宅事業において、工場併設の住宅展示場を、住まいづくりのプロセスが体感できる「エコライフパーク」にリニューアル。販売力の強化に取り組むとともに、顧客が実際に住む建物を、期間限定の実用的なモデルハウスとして分譲宅地や都市部の建替市場に展開することで、地域密着型営業の活性化を図った。
 また商品面では、光触媒技術を用いたオリジナル外壁を採用した「エルソラーナ キラテック」や都心の密集地向け5階建て住宅「ソルビオス NOA5」などを発売した。

 資産活用事業では、メンテナンスコストを大幅に削減できる高耐久仕様を採用した「フラッツア テスタ」を販売するとともに、入居者の安定確保等を支援する賃貸管理システムを拡充。
 また医療・福祉建築の分野においては、介護事業者向けの融資に特化した「ナーシングホームローン」の利用を促進。さらに小規模タイプの有料老人ホーム「ナーシングビレッジ」、ドクター向け複合型医療・介護施設「ドクター・クアケア」、自立した高齢者向け賃貸住宅「サンリスタ」を相次いで発売し、商品ラインナップを拡充させた。

 なお今後は、個人消費の動きにも依然力強さがなく、一進一退の経営環境が続くなかで、「エコライフ住宅」をテーマとした新商品発売を軸に商品ラインナップを拡充し、次期連結売上高2,660億円、経常利益37億円、当期純利益▲3億円を見込むとしている。

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サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。