不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2005/5/10

08年3月期経常75億円めざす/リバブルが新中期計画策定

 東急リバブル(株)は10日、06年3月期を初年度とする中期3ヵ年計画「GROW UP LIVABLE-COMMITMENT2007」を策定した。「首都圏仲介収益ナンバー1」を掲げた04年3月期からの中期計画「STEP UP LIVABLE」での業績目標を、前倒しで達成したことをうけてのもの。
 主力の売買仲介、ホールセールなどフローへの経営資源投入に加え、新たに賃貸業への経営資源投下も強化。総合不動産流通業としてバランスの取れた成長をめざしていく。

 主力の仲介事業では、首都圏を中心に新規店舗を年間3店舗めどに開設。08年3月末までに全国129店舗とするほか、既存店の大型化、営業スタッフを増員(純増200名)するなどしてリテール仲介シェアを拡大。ホールセールでもスタッフ増強(純増70名)、投資市場への対応力強化などを行い、08年3月期の首都圏仲介収益305億円(05年3月期227億円)とし、首都圏での仲介シェアナンバー1を堅持する。
 賃貸事業では、管理代行開発強化を中心に、08年3月末管理戸数5万9,000戸をめざす(同3万3,000戸)。
 これらにより、08年3月期の売上高571億円(05年3月期比16.2%増)、経常利益75億円(同31.4%増)と過去最高益更新をめざす。

 なお、10日発表された同社の05年3月期決算(連結)は、売上高491億3,300万円(前年度比15.2%増)、経常利益57億500万円(同35.3%増)、当期損失3億3,700万円。主力の仲介事業が営業収益293億8,700万円(同10.2%増)、営業利益66億600万円(同22.6%増)と好調だったが、財務体質強化を目的とした固定資産売却による損失56億円あまりを計上したため、当期段階で赤字となった。

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